こんにちは、シバママです。
私は2018年の4月末に35歳で長男を、2021年の4月頭に38歳で次男を、それぞれ東京衛生病院で出産しました。
どちらも計画無痛分娩でしたが、長男の時は暴飲暴食と自堕落な生活が祟ったのか、妊娠糖尿病を患いました。
この妊娠糖尿病が厄介で、2泊3日の教育入院とその後の食事制限が課せられ、好きなものは食べられないし、食後は指先を針で刺して血糖値を測らなきゃならないしで、思い描いていた産休突入から出産までののんびりライフが台無しになりました。
流石に懲りたので次男の妊娠中は食事には少し気をつけるなど対策を立てたため、妊娠糖尿病検査はクリアしました。
これで晴れて病んごとない妊婦だ! と思っていたら、今度は血圧の問題が。
血圧が140/90を超えると妊娠高血圧と診断され、130/80を超えると高血圧傾向として経過観察となります(どちらか一方でアウト)。
私の血圧は28週で131/74と高血圧傾向。
しかも血圧は妊娠後期に向けてさらに上がりやすくなるとか。
血圧がこれ以上上がって妊娠高血圧と診断されると、教育入院やら出産予定が早まるやらで大変です。
思い出される前回の妊娠糖尿病の悪夢。
もう血圧が上がらないか気が気でありませんでした。
このため、藁にもすがる思いで、血圧が上がらないよう、あわよくば血圧が下がることを期待して、高血圧にいいと言われる食品を毎日取り入れ、なんとか高めキープのまま予定通り39週での出産にたどり着きました。
正直どれが効いたのかは定かではありませんが、同じ悩みを持つ妊婦さんに少しでも参考になればと思い、当時の私が取り入れていた食品を紹介します。
この記事は以下のような方にオススメです。
なお、私が使っていた個人の感想なので、効果のない人もいると思います。
この記事は、医学知識のない私が体験談として書いているものです。
あくまで参考程度としてお考えください。
妊娠高血圧は怖い病気なので、ご自身とお子さんの健康を第一に考え、あくまで参考としてください。
※妊娠高血圧については、医療機関などのウェブサイトで詳細に説明されていますので、そちらを参考にしてください。
妊娠高血圧症になると、妊娠中の生活はどう変わる?【東京衛生病院の場合】
私が通っていた東京衛生病院では、血圧が上が130、下が80のどちらかを超えると高血圧傾向として経過観察となります。
高血圧傾向で経過観察の妊婦に対しては、栄養士による食事指導が入り、自宅での血圧測定が指示されます。
食事指導では栄養士さんから、くれぐれも太りすぎないこと、減塩を心がけること、ウインナーやハムなどの塩分の高い食肉加工品はなるべく控えること、コーヒーはカフェインレスにすることなどを指示されました。
特に印象に残っているのは、具沢山のお味噌汁が推奨されたこと。
具が多ければ汁が相対的に少なくなるため、味噌からえられる塩分が少なくなるようです。
ダイエットにも最適ですね。
私は1日1回の血圧測定でしたが、前回の妊娠で妊娠高血圧となったママ友は、朝夜の血圧測定が指示されていました。
この辺の違いはよくわかりません。
実際に、同じ病院で妊娠高血圧と診断されたママ友の話によると、上が140、下が90のどちらかを超えると妊娠高血圧と診断され、教育入院となるようです。
教育入院後は、自宅での血圧測定と減塩食への食事制限が始まります。
また、妊娠高血圧症は妊娠後期に向けてリスクがさらに上がるため、分娩予定を少し早めて、37週以降の計画分娩となるようです。
私も130/80前後と血圧が常に高めだったので、「妊娠後期に向けて血圧が上がるようなら予定している39週よりも早く産んでもらうことになるかも」と先生にほぼ毎回言われていました。
私の事情を言うと、分娩予定日は4月頭で夫は単身赴任。
万が一教育入院になってしまったら、上の子のお世話は誰がするのか。
また、分娩予定日が早まった場合、次男は3月末生まれになってしまいます。
早生まれはまだしも、月末生まれだと産休を延長できる期間が約1ヶ月短くなるというフリーランス事情(下記参照)もあり、母の事情で申し訳ないのですが、なんとしても妊娠高血圧になるわけにはいきませんでした。
まぁ、無事生まれてくるのが一番なんですけどね。
家では正常血圧なのに病院だと血圧が上がる私が血圧測定の際にやっていたこと
妊娠高血圧の傾向があるということで経過観察になった私ですが、幸い、家では高くても120/70くらいと、血圧が上がることはありませんでした。
しかし困ったことに、病院で測るとほぼ毎回130/80以上、140/90未満の高めストライク。
いつ140/90を超えるのではと、ドキドキです。
大きい声では言えませんし、無事に産まれた今だから言えるのですが、一度160/95が出て焦りましたが、一旦座って深呼吸してから測り直したら127/76まで下がっていました。
このときは予約時間に遅れそうで、寒いなか小走りで病院についてすぐに測ったから高かったんだろうと、勝手に自分を納得させました。
「2回以上測ると正確な値が測定できない」と病院の血圧計に書いてあるので、何度も測ることは推奨できませんが、数回測ると数値は下がります。
どちらにせよ、安静時にリラックスして測ることが重要ですね。
私もこれ以降は、必ず到着してから5分以上座って、深呼吸をして、安静状態にしてから血圧を測っていました。
また、「血圧よ下がれ!」と念じながら首のツボを押したり、足を揉んだり、ハンドタオルをギューっと握ってから離す、などの血圧を下げる運動もしました。
のちに知ったのですが、病院だと血圧が上がりやすい人は結構いるみたいですね。
緊張が原因のようで、リラックスするのが一番みたいですが、リラックスってしようと思ってできるものではないので、難しいですね。
まぁ、病院で血圧が上がる人はそもそも血圧が上がりやすいのかもしれませんが、その辺はよくわかりません。
ちなみに、最近(産後半年)、久しぶりに血圧を測ってみたら107/64だったので、高血圧傾向はあくまで妊娠中のみの症状だったようです(今のところ)。
妊娠高血圧対策として取り入れた7つの食品
さて、ここからは私が妊娠高血圧対策として取り入れた、血圧を下げると言われる食品とその食べ方を紹介します。
どれも「効くと言われている」程度の知識ですが、とりあえず血圧が上がることなく出産まで行ったので、どれかが効いたのかもしれませんし、全部やったのが良かったのかもしれません。
なんでもアホみたいに取り入れましたが、どれも体には良さそうで、血圧は上がらないわお通じは良いわ、ついでに妊娠中はあまり太りませんでした。
それぞれの効能については、別の方や企業がしっかりとした記事を書いてらっしゃいますので、私は取り入れ方や味など、感想を中心に書かせていただきます。
酢納豆+玉ねぎ+アマニ油
血圧や便秘、高血糖に効果があると言われる酢納豆に、血液サラサラ効果の期待できる納豆と玉ねぎを混ぜて、毎朝食べていました。
納豆に醤油ではなく酢を入れることで塩分も下げられるので、一石二鳥ですね。
我が家では、納豆1パックにお酢を大さじ1、それに玉ねぎのみじん切りをパックから落ちんばかりに大量に盛り、何にでも効きそうなアマニ油を大さじ1かけて毎朝食べました。
納豆に酢というのがちょっと抵抗があったのですが、意外と美味しく、また、玉ねぎも意外とマッチし、今でも我が家では玉ねぎ酢納豆が定番になっています。
ちなみに納豆には血糖値の上昇を緩やかにする効果もあるようなので、ダイエットにも良さそうです。
玉ねぎの皮茶
名前の通り、玉ねぎの皮のお茶です。
藁を持つかむ思いで、高血圧に良い食品を探していたときに見つけたのが「玉ねぎの皮を煎じて飲むと血圧が下がる」という、超眉唾な情報でした。
どうやら玉ねぎに含まれるケルセチンという成分が高血圧に効果があるようで、これが実よりも皮の方が大量に含まれているそうです。
早速Amazonで「玉ねぎの皮茶」を購入し、毎日の水分補給に取り入れました。
当たり前ですが、めちゃくちゃ玉ねぎの匂いがします。
玉ねぎの味はあまりしないので、味のない玉ねぎの匂いのする水をイメージしていただければ間違いないと思います。
別に美味しくはないですが、不味くもありませんでした。
黒酢ドリンク
毎日の食事に酢を取り入れると高めの血圧が改善されることが、科学的にも証明されているそうです。
ということで、スーパーで見つけた「血圧が高めの方に」とパッケージに書いてある「ミツカン マインズ(毎飲酢)黒酢ドリンク」を1日1回飲んでいました。
この商品、薄めるタイプではなくそのまま飲むストレートタイプ。
飲んだ感想ですが、かなり酸っぱいです。
良薬口に酸っぱしだと思い、プラシーボ効果も期待して「くぅ〜効っくぅ〜」と飲んでいました。
ちなみにですが、4人に1人はお酢で高血圧が解消されるという論文が出ているそうです。
青汁(大麦若葉)
青汁にはカリウムやマグネシウムといった栄養素が豊富に含まれていて、高血圧に効果があるそうです。
これは妊娠中に限らずですが、慢性の便秘に悩まされていたので、以前から大麦若葉の青汁を愛飲していました。
青汁イコールまずいというイメージですが、抹茶を飲んでいるような感じで、私はまずいと思ったことはありません。
牛乳や豆乳に混ぜると飲みやすいとよく効きますが、逆に不味くなるのでストレートで飲むのがおすすめです。
個人の感想ですが、ココア味のプロテインよりは全然イケる!
これは今でも毎日飲むようにしています。
トマトジュース(無塩)
トマトに含まれるGABAという成分に血圧を下げる効果があるそうです。
最近では機能性食品として、スーパーの野菜コーナーなどに高GABAトマトが売られていたりしますよね。
トマトジュースって正直苦手だったのですが、「1日分の野菜」っていう野菜ジュースに慣れてしまえば全然飲めます。
1つだけ注意点があるのですが、トマトジュースには有塩のものと無塩のものがあります。
せっかく減塩を心がけているのに、有塩のトマトジュースを飲んでいたら意味がありません。
購入の際は、くれぐれも無塩の商品にしましょう。
無塩のトマトジュースは色々出ていますが、私は以下のものを愛飲していました。
バナナ
バナナ含まれるカリウムが体内の余分な食塩を排出してくれるので、血圧が下がるということで、食後にバナナを食べていました。
特に、ラーメンを食べた後など、塩分の高いものをとったときに、お守りがわりに食べていたように思います。
バナナは美味しいので、おやつにもしていました。
トリプルヨーグルト
妊娠後期、いよいよ血圧がやばいと思ったときにテレビで見かけたのが森永のトリプルヨーグルトです。
トリプルヨーグルトとは、①高めの血圧(収縮期血圧)を下げ、②食後の血糖値の上昇を緩やかにする、③食後の中性脂肪の上昇を穏やかにする、のトリプルの効果があるヨーグルトで、①に注目して藁にもすがる思いでスーパーで爆買いしました。
もちろんネットでも購入できます。
森永乳業が特許を取得した独自の素材であるトリペプチドMKPが高めの血圧(収縮期血圧)を下げるそうですが、詳しくは森永のHPを参考にしてください。
砂糖不使用の飲むヨーグルトタイプを1日1本飲みました。
トリペプチドMKPは苦い成分のようですが、苦味は感じませんでした。
砂糖不使用でしたが、甘くて美味しかったです。
妊娠糖尿と妊娠高血圧は35歳以上で肥満体型の妊婦がハイリスクらしいので、今思うと、私はこのトリプルヨーグルトを妊娠初期から飲んでおくべきだったのかもしれません。
まとめ
妊娠高血圧の傾向ありということで経過観察となった私が、これ以上血圧が上がらないようにと藁にもすがる思いで取り入れた、血圧を下げると言われる食品についてまとめました。
具体的には以下の食品を毎日取るようにしていました。
・酢納豆+玉ねぎ+アマニ油
・玉ねぎの皮茶
・黒酢
・青汁(大麦若葉)
・トマトジュース
・バナナ
・トリプルヨーグルト
どれも、基本的に体にいいと言われるもので、病的に大量に摂らない限り体に悪いものではないと思いますので、試してみる価値はあるかもしれません。
私個人の感想を言うと、全部効いたのかな、という曖昧なものですが、とにかく血圧は上昇することなく出産までこぎつけました。
妊娠高血圧は母子ともに悪影響を及ぼす怖い病気です。
健康的な食生活を心がけつつ、血圧にいいと言われる食品を毎日取り入れてみてはいかがでしょうか。
妊娠中の高血圧に悩む妊婦さんのご参考になれば幸いです。