【ハウスメーカー選び】住友林業で家を建てることに決めた理由【体験談】

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こんにちは、シバママです。

2021年に住友林業で延床36坪の家を都内に建設しました。

親の土地に家を建てるというかなり恵まれた条件でスタートした我が家のマイホーム計画ですが、それなりに紆余曲折はありました。

ローンも今のところ家だけなので、もしかしたら参考にならない方もいらっしゃるかもしれませんが、家づくりの基礎というか、自分たちにとって最高に住みやすい家を作るために、頭に汗をかいて計画を練りました。

どなたかの参考になればと思い、ブログに書かせていただきます。

ということで今回は、数多あるハウスメーカーや工務店のなかから「なぜ住友林業を選んだのか」について、完全なる主観で体験談をまとめさせていただきます

目次

はじめは住友林業で建てる気なんてなかった

我が家の家づくりは、実家の親が持っている土地にマイホームを建てたい私が、夫のマイホーム欲を掻き立てるために住宅展示場に連れて行ったことから始まりました。

親の了承もなしに住宅展示場巡りを始めたため、打ち合わせが始まってから親に「あそこに家を建てさせてください!」と頭を下げに行くという計画性のなさでしたが、とにかく、住宅展示場巡りに夫を連れていきました。

知識ゼロからのスタートで、何事もイメージが先行していたため、ハウスメーカーの中でも、特に住友林業、積水ハウス、スウェーデンハウスあたりは「金持ちの家を建てる会社だから我が家には無縁」と考えていました。

そんな我が家ですが、9社のモデルハウスをめぐり、最終的に競合したのは住友林業とスウェーデンハウスという、超高級ラインの2社でした。

各社の推し「全館空調」 聞き飽きてしまった

さて、住友林業とスウェーデンハウスがどうして最終選考に残ったのか。

結論から言うと、「モデルハウス巡りへの疲れ」というか「各社の全館空調推しへの疲れ」です。

住宅展示場には3回行き、以下の順で回りました。

・桧家住宅
・一条工務店
・ヘーベルハウス
・セキスイハイム
・パナソニックホームズ
・タマホーム
・三井ホーム
・スウェーデンハウス
・住友林業

セクシーを愛しセクシーに愛された男に引き寄せられるように入った我が家初のモデルハウスは、Z空調でおなじみの桧家住宅。

ここで我が家は「全館空調」と「高機密・高断熱」というキーワードを初めて知ることになります。

ざっくり説明すると、「全館空調」は廊下やトイレなどを含めた家全体を冷暖房で管理するシステムで、冬は家中暖かく、夏は家中涼しくしましょうというもの。

「高機密・高断熱」は、機密性と断熱性を高めた魔法瓶のような家なので、中の熱が逃げにくく、逆に外の熱が入りにくいですよってやつ。

両者を組み合わせることで「一年中! 家中!! 超快適!!!」が達成されるって感じです。

これが最近の家づくりの主流のようで、全館空調の方法は違えども、ヘーベルハウス、スウェーデンハウス、住友林業、タマホーム以外は、基本的にこれを全力で推してきました。

ついでに太陽光発電も推しです。

初めはかなり感心して、我が家にもぜひつけようと思ったのですが、どこへ行っても同じような話が続いたため、正直疲れました。

まぁそんな感じで全館空調に飽きてきたところで、「どうせだったら一番高いけど満足度No. 1と名高いスウェーデンハウスでも見て帰ろうぜ」と夫が言うので、記念受験くらいのテンションでスウェーデンハウスに突入しました。

入った瞬間、うわぁ…素敵! そう思いました。

高いものには理由があると、強く感じた瞬間です。

スウェーデンハウスの営業さんからは窓と高機密・高断熱の話はありましたが、もはや聞き飽きていた全館空調の話は出ず(ないから)、「やっぱ家ってこうじゃなくっちゃ!」と思わされました。

誤解のないように言っておきますが、全館空調を否定しているわけではありません。

我が家が全館空調の良さを理解できなかっただけです。

スウェーデンハウスを出た後、ちょうど真向かいに住友林業があったので「どうせならここも見ようぜ」という夫に連れられて、住友林業のモデルハウスに入りました。

そこで私たちは運命の出会いを果たしてしまいました。

「この家に住みたい!」と思った

私たちが最後に訪れたモデルハウスである、住友林業の幕張第二展示場は、それまで回ってきたどのモデルハウスよりも、しっくりきました。

それまでに入ったモデルハウスはどれも洋風で、どちらかというと和モダン好きな我が家にはあまりピンときませんでしたが、ここは和モダンというか、謎の実家感があり、センスが我々と一致してる感じがしました。

後に知ることになるのですが、2世帯住宅として建てられたこの展示場で、私たちが気に入ったのは親世帯の1階。

もしかしたら私たちの感覚、というか家への概念が古かったのかもしれません。

それまで回ったモデルハウスは、みなアイランドキッチン、ソファーでくつろぐ洋風モダンな家で、私たち夫婦としてはどこかしっくりこなかったのですが、この幕張第二展示場の親世帯のリビングダイニングはとても居心地が良かったのです。

モデルハウスを建てるわけではないのだから、モデルハウスで決めるべきではないのかもしれませんが、我が家は最後までこの幕張第二展示場の素敵さに引っ張られました。

おかげで我が家の玄関とリビングダイニングは、幕張第二展示場を大いにパクって…参考にして作っています。

窓を開けて風を感じたくないですか? という営業の言葉

「ここ、いいなぁ」と思いながらモデルハウスを見学していたら、息子が子供部屋から電車のおもちゃを発見して、遊び始めました。

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ここまで散々モデルハウス巡りに付き合わせてしまったので、ちょっと遊ばせてやるかぁ…と夫と交代で見学しつつ、とりあえずおもちゃに夢中の息子に付き合ってやることにしました。

アンケートを書いてしばらくしたら、事務員の女性が「今、営業が空いておりませんが、この後店長が案内しますので、お待ちいただけますか?」と声をかけにきました。

さっき行ったタマホームで「幕張ハウジングパークは来場者が多いので各ハウスメーカーが選りすぐりの営業を配置している」という裏情報を教えてもらった後だったので、その選りすぐりの中でも店長クラスが対応してくれるなんてすごい! と期待してとりあえず待つことに。

結構待ちましたが、息子も楽しそうに遊んでいるし、もはや休憩兼ねて待っていたので、そんなに苦ではありませんでした。

後に営業さんから「かなり待ってくれていたから、よっぽどうちを気に入ってくれたんだと思った」と言われましたが、別にそういうわけではありません。

ただ、疲れただけです。

ようやく店長さんが現れ、通されたのは我々がとても気に入った和室リビング。

息子にはリンゴジュースが出されました。

モデルハウスで子供にジュースを出してくれたのは住友林業が初めてで、「やはり高級ハウスメーカーは違うなぁ」と感心しました。

(その後打ち合わせで訪れたスウェーデンハウスでもリンゴジュースは出てきました)

ここでも散々聞かされた全館空調の話は出なかったので、それについてどう思うか聞いたところ、店長さんはこのように言いました。

「僕、自然の風が好きなんですよ。確かに全館空調もいいと思うんですけど、環境が良くて窓が開けられるところであれば、窓開けて風を通したいと思いませんか?」

……確かに!

私が根っこで思っていた気持ちはこれだったのかもしれません。

今思うと「窓開ければいい」は若干乱暴な言い分な気もしますが、窓開けて風を感じるのが好きな私にはクリーンヒット。

この彼の言葉で、私は全館空調を捨てたと言っても過言ではありません。

(夫は「窓、そんな開けねぇだろ」と私よりもかなり冷静に見ていたようです)

あと、実家みを感じる和室リビングで若干くつろぎながら営業さんとお話をしている時に、ふと「全館空調で家全体を温めちゃったら、貰い物のお菓子とか果物を涼しい部屋に置いておくってやつ、できなくない?」と気が付きました。

ということで全館空調がボツになり、それ以外が推しで、かつモデルハウスの雰囲気が良かったスウェーデンハウスと住友林業が残ったわけです。

住友林業 vs スウェーデンハウス、決めては何か

さて、住友林業とスウェーデンハウスの頂上決戦です。

別のブログで詳しく書くつもりですが、この2択、最後まで悩みました。

ひとまず両者の設計士さんに同じ条件をお伝えして自由に間取りを切ってもらったところ、どちらもとても素敵なプランを提案してくれました。

性能の良さから夫的はスウェーデンハウスが若干優勢、デザイン、というか幕張第二展示場の良さから私は住友林業派。

最終的には、スウェーデンハウス最大の売りである窓を私がどうしても受け入れられず、住友林業に決まりました。

あの窓、とっても素敵なんだけど、開けるときに勢い余って窓から落ちそうで怖かったんです。

転落防止のために安全ストッパーがついているとのことだったのですが、ガサツな私や何しでかすかわからない我が家の男兄弟が落ちるかもしれない恐怖感が拭えませんでした。

夫からは「そんな窓開けないから大丈夫じゃねぇの?」と言われましたが、無理なものは無理です。

あと、スウェーデンハウスのような可愛らしい家も素敵ですが、住友林業の和モダンハウスの方が私は好みでした。

スウェーデンハウスの担当者からは、和モダンのようなデザインにもできると言われたのですが、それはスウェーデンハウスに失礼だと思いました。

スウェーデンハウスで建てるなら、スウェーデンハウスっぽい家じゃないと。

ということで、僅差で住友林業に軍配があがったわけです。

ちなみに「次に家を建てるならどのハウスメーカにする?」と聞かれたらスウェーデンハウスが候補に入るくらい、営業さんも設計士さんもとても親切で良いハウスメーカーだった思います。

結局、ハウスメーカー選びは運命

ということで、さまざまなハウスメーカーを巡ったうえで、当初は候補にすら入っていなかった住友林業で家を建てることに決めた我が家。

何が決め手だったのか? と聞かれると、やはり幕張第二展示場だったのかもしれません。

正直言って住友林業でないと満足のいく家づくりができなかったわけではないと思います。

実際、住み始めて半年以上経ちましたが、窓を開けることはほとんどなく、サーキュレーター回しまくっているので、室内で自然の風を感じることはありません。

これならスウェーデンハウスの窓でも良かったかも、というか全館空調もありだったのかな、と思うことがないわけではありませんが、木目×黒or白のスタバ調インテリアと、なにより夫が無茶苦茶こだわった国産ナラ(ジャパニーズオーク)、オイル仕上げの無垢床に寝転んでいる時に、ものすごく幸せを感じるので、やはり住友林業最高! と、大変満足しています。

最後に、これを言ってしまうと元も子もありませんが、ハウスメーカー選びは一期一会。

もはや運命です。

もしかしたら、あの時、スウェーデンハウスの向かいに積水ハウスのシャーウッドがあったら、ミサワホームがあったら、また話は違っていたのかも。

とはいえ我が家は結局、住友林業にしただろうと思います。

参考になるのかならないのかわからないブログになりましたが、どなたかの参考になれば幸いです。

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