こんにちは、シバママです。
2021年に住友林業で延床36坪の家を都内に建設しました。
親の土地に家を建てるというかなり恵まれた条件でスタートした我が家のマイホーム計画ですが、それなりに紆余曲折はありました。
ローンも家だけなので、参考にならない方もいらっしゃるかもしれませんが、家づくりの基礎というか、自分たちにとって最高に住みやすい家を作るために、頭に汗をかいて計画を練りました。

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さて、最終的に住友林業と請負契約をしたわけですが、住友林業一択から、スウェーデンハウスとの二択になりました。
結局初めからすみりんだったんじゃん! って言われそうですが、競合せずにあのまま契約するよりも、比べて悩んで決めてよかったと思っているので、どなたかの参考になればと思い、まとめさせていただきます。
今回の話は続きものなので、こちらも合わせて読んでいただけるとわかりやすいと思います。





開放感とセキュリティ・プライバシーをどう両立するのか?【夫婦で予想した2週間】
前回、設計士に「単身赴任の子育て共働き家族のためのセキュリティーとプライバシーを重視した家事効率の良い家」のコンセプトを伝えたうえで、言いたい放題要望を出した我が家。
設計士からプランが提案されるまでは、ワクワクの毎日でした。

私は絶対2階リビングだと思う!
セキュリティandプライバシーとは言ったものの、閉塞感を感じる家には住みたくない。
住友林業の家といえば、ご自慢のビックフレーム工法を使った大空間!
でっかい窓を多数配置してますけど、耐震性はバッチリでっせ?
って感じの家が多いイメージ。
なので、当然、どでかい窓をつけてくると予想しました。
が、南道路沿いの我が家の南面にドン! ドン!! とデカ窓を配置しまくったら、プライバシーもクソもありません。

セキュリティ・プライバシーと開放感を両立させる最適解は2階リビングに違いない!

まぁそれが無難だとは思うけど・・・
2階にリビングって定石から外れるらしいからどうだろうな
さて、どうくるのか。
楽しみでなりません。
ちなみにスウェーデンハウスですが、住友林業の再提案を見てから考えるからとお伝えし、保留のままにしてもらっていました。
度肝を抜かれる外観【すみりんの大きな窓なしハウス】
さて、そんな私たちに提示されたプランの外観はこれです↓。

ちなみにこれ、南側から見た外観です。

何・・・だと・・・!?
とりあえず度肝を抜かれました。
普通、家って言うと庭に面したリビングの壁に大きな掃き出し窓(外との出入りができるやつ)があるもんですが、設計士の提案してきたプランにはそれがありません。

道路に面したムッチャクチャ日当たりのいい南側に、大きな窓がない・・・!?
どうせ2階リビングで、2階に広めのバルコニーつけて、それを格子みたいな目隠し壁で外から見えにくくして「はい開放感!」ってやるつもりだろ? と思っていたので、これは完全に想定外です。
中がどんな感じになっているのか、全く想像できません。
年配の頭の硬い人がこの外観を提示されたら、助走つけて設計士をぶん殴るレベルでトリッキーです。
(現に、私の親にこーゆー家建てるよって説明したら、大反対されてちょっと大変でした)
まぁ何はともあれ、とりあえず設計士の話を聞くしかありません。
日当たりのいい土地だからこそできる間取り【開放感の考え方】

まず、このプランは南向きのとても日当たりの良い土地ならではのものであるということが前提となっております
説明の前に、設計士がこう言ったのをよく覚えています。
我が家の建設予定地は南側に4メートルの道路があり、南南東向きのバチクソ日当たりのいい土地です。
だからこそ、あの外観のように南側にどでかい窓がなくとも、十分な室内の明るさを確保できるとか。
(実際に住み始めて1年経ちますが、今のところリビングが暗いと思ったことはありません)
まず1階について。

オーダー通りに家族玄関と来客玄関があり、その近くにトイレと手洗いがあります。
帰宅後、とりあえず部屋着に着替えられるよう、玄関脇にウォークインクローゼットが設置されています。
また、キッチンが玄関から近く、週末にまとめ買いする食材を素早くしまうこともできますし、パントリーがついているので買い置きの収納場所も。
リビングにはカウンターと格子スクリーンがあり、希望通り、キッチンから和室とダイニングとテレビを見ることができます。
食事の準備中も子供の様子が見れる、ワンオペママに優しい設計となっていました。
また、夫の強いこだわり通り、幅広で踊り場付きの階段が中央に鎮座しています。

南側には大きな掃き出し窓は付けなかったのですが、玄関以外に外との出入り口がないのは自分としては怖いので、東側の和室の窓を大きな掃き出し窓にさせていただきました
続いて2階です。

南向きに配置された洗面脱衣室には、窓沿いにホスクリーンを設置し、全天候対応型の物干場にするようです。

食事して、寝る前にお風呂と伺いましたので、洗濯動線も考えて、水回りは2階にまとめました
ふむふむ。

お子さんが寝た後に洗濯物を干すとのことだったので、主寝室と洗面脱衣室はつながるようにしました
確かにこれはめちゃくちゃ便利!
オーダー通り乾太くんもついてるし!
主寝室の収納は残念ながらウォークインではありませんが、隣に書庫ができていました。

奥様も旦那様も読書が趣味とのことでしたので、大量の本を収納できる部屋に椅子を置いて、お子さんが寝た後のリラックスに良いかと思いまして
これも設計士のナイスアイディア。
が、大変申し訳ないことに、我々は設計士さんが思うほど読書家ではなかったので、ここは最終的に書庫ではなく書斎になりました。
とりあえず何に感動したかっていうと、あえて南側の窓を高窓にすることで、室内にいるときに外の目を気にすることなくリラックスができる、意外な「開放感」という提案に、大変痺れました。

この絵(↓)じゃわかんないかもしれないけど、俺は提案されたパースの格好良さにも痺れたな

契約前にプランを詰めに詰めるべし【契約はまだしない】
ということで、想定外の外観に正直ちょっと戸惑いつつ、過ごしやすそうな間取りに心踊りました。
この設計士……できる!

・・・という感じで考えてみたのですが、いかがでしょう?

高窓は全くの予想外でかなり驚いたけど、すごいいいかも!

自分もいいと思います
素直に度肝を抜かれたことをお伝えしつつ、まだパーフェクトとは言い難いので、ちょこちょこ直しを入れてもらうことに。
請負契約後に入れた修正はマージンが取られるとかなんとか、どなたかのブログで見たので、請負契約前にプランはできるだけ詰めておかなければなりません。
一部ですが、修正はこんな感じです。
玄関のウォークインクローゼットは土間収納にしてほしい。
そんなに本いっぱい持ってないので、書庫よりも書斎がいい。
テレビとダイニングテーブルが近すぎるから、テレビの位置は床の間にして。
パントリーの扉はいらない。
洗濯機とスロップシンクは隣にないと嫌。
乾太の下がデッドスペースで勿体無いから、乾太は絶対に洗濯機の上にしてくれ。
主寝室のウォークインクローゼットが諦められない。
押入れないけど季節ものの布団はどこにしまうの? 考えて。
こんな感じで、このプランをベースに、3〜4回くらい間取りの修正をして、なんならオプションも決められるだけ決めてから契約しました。
別のブログで、我が家の間取りについては紹介しますので、この辺の細かい部分は割愛します。
どこをどうしたら契約してくれますか?【切り出したのは設計士】
改めましてのファーストプランからを何度か修正してもらったあたりで、もう現時点で修正するところはなさそうだなってなった時に、「あとはどうしたら契約してくれますか?」と設計士が切り出しました。
ちなみに、通常であれば営業さんから言ってくるんだろうと思うのですが、以前「絶対にそっちから契約しろって言ってくんなよ? 言ったら契約しねぇからな?」と脅したのもあって、営業さんからは言われることはありませんでした。
実を言うと、スウェーデンとの二択と言いつつ、住友林業さんに1回修正直してもらったあたりで、スウェーデンは断っていたので、とっくにすみりん一択だった我が家。
ぶっちゃけもう契約しちゃってもいいちゃいいけど、今が最後の値切りチャンスであります。

こういう時は、すみりんならではのものの方が値下げしてくれるんじゃないかな・・・
という夫の策略により、軒天やウッドタイル、リビングの無垢床など、住友林業ならではの商品について、お勉強してもらいました。
(営業のランクによって値下げできる額に差があるとのことで、具体的な金額を言うと営業さんに迷惑がかかってしまうので、明言しません)

やっぱり住友林業で建てるんだから、無垢床と、あのかっこいいウッドタイルは絶対つけたいんですけど、ちょっと高いんですよね

わかりました。値引きさせましょう!

え・・・!?

お、お任せください!
実際、うちだけかもしれませんが、この後はあんまり値引き交渉はできなかったし、値引きしてもらいにくい感じだったので、請負契約前が最後の値引きチャンスだと思います。
これから家を建てる方! ここが最後の頑張りどきですよ!
まぁそんなこんなで、我が家は住友林業と契約し、今に至ります。
ちなみになぜスウェーデンを断ったのか?【窓が無理】
スウェーデンハウス、正直かなり迷いました。
あの北欧ちっくな可愛い外観はあまり好きではなかったのですが、それはデザイン次第でどうとでもなるし、和モダンチックにもできますと自信を持って案内されていたので、それもいいかもと本気で思いました。
そんな我が家がどうしてあっさりスウェーデンハウスを断ったのかと言うと、やはり私があの窓がダメだったからです。

開けるときに勢い余って落ちそうで怖い・・・
実際に落ちる人はいないとは思うのですが、私、一年に一回階段から転げ落ちるうかつな女なので、怖さが拭えませんでした。
そして、そのうかつな女の子供たちも多分うかつだと思うので、ものすっごい残念なのですが、スウェーデンは早いうちにお断りしました。
窓が最大の特徴であるスウェーデンハウスも、窓がダメと言われたら食い下がれません。
せっかくの出会いでしたが、ご縁がなかったということで。
まとめ
結局、スウェーデンとの二択と言いつつ、こうして思い返すと初めから完全に住友林業一択だったわけですが、あの時、競合していなかったらおそらく後悔していたと思います。
営業さんを悪く書いてしまった部分もありますが、私たちの勉強不足が故の失敗でもあったのかも。
営業さんは、私たちがベストな家を建てられるよう、設計士、インテリアコーディネーター、外構、生産担当など、最高のチームを作ってくれました。
人と人が作るものなので、相性がかなりあると思います。
営業さんの人選、間違いなかったと思います。
ちょっと揉めたりもしましたが、かなり感謝しています。
ちなみに、「〇〇までに契約すれば値引きが大きいですよ!」は、別のハウスメーカーさんでもよく起こる現象のようで、最近、友人から「今契約したほうがいいのかなぁ・・・」と相談されました。
友人は、契約の話はされているけどプランに全然納得していないようだったので、この言葉で焦らされて何も決まっていないのに早々に契約するのは危険だと聞くよ〜と我が家の契約までの話を一通りしました。
これから家づくりをされる方は、どうかお気をつけて。
ということで、次からは完成した我が家の間取りやこだわりポイントなどを紹介します!
