こんにちは、シバママです。
2021年に住友林業で延床36坪の家を都内に建設しました。
親の土地に家を建てるというかなり恵まれた条件でスタートした我が家のマイホーム計画ですが、それなりに紆余曲折はありました。
ローンも家だけなので、参考にならない方もいらっしゃるかもしれませんが、家づくりの基礎というか、自分たちにとって最高に住みやすい家を作るために、頭に汗をかいて計画を練りました。
さて、「住友林業で建てることを決めた理由」についてのブログで、最終的にスウェーデンハウスと住友林業の一騎討ちになったお話をしたのですが、今回から数回に分けて、その詳細についてお話ししたいと思います。
結局はじめから住友林業に決めてたんじゃん! と言われそうですが、競合せずにあのまま契約するよりも、比べて悩んで決めてよかったと思っているので、どなたかの参考になればと思い、まとめさせていただきます。

全体の流れ【はじめは住友林業一択だった】
長い話になるので、詳細を話しはじめる前に、全体の流れをさらっておきます。
はじめは住友林業一択でした。
しかし、営業さんとの言葉の行き違いがあり、プランの提案から請負契約までの流れが早すぎて、安易に1つに絞って本当にいいのか? という不安が生じました。
初めて付き合った彼氏と結婚する女が「他の男性とも付き合ってからの方が良かったのかな?」と悩むパターンと同じように、このまま住友林業に絞るのは怖い。そう思いました。
そんなとき、密かに競合していたスウェーデンハウスから、クリティカルなプランの提案をいただき、住友林業に決めたかった私たちの心がぐらっぐらに揺さぶられます。

スウェーデンハウスは私たちを本気で獲りにきている…… !
誠意を感じる対応とドンピシャすぎるプランに、激しく心が動かされました。
まぁでも、なんやかんやあって住友林業の設計士さんに我々の心をスウェーデンハウスから取り戻していただき、住友林業と契約するに至りました。
今から思っても、あの時、勢いで契約してしまわなくて本当に良かったと思っています。
なお、積水ハウスやダイワハウス、ミサワホームあたりの住友林業の対抗馬になりそうなハウスメーカーが出てこないのは、私たちがそのハウスメーカーの展示場に行ってないからです。
もう面倒臭いし、違いもよくわからないしで、これ以上選択肢は増やしたくありませんでした。
前提:両社ともに設計士に間取りを切ってもらうには申込金が必要【5万円】
9社のハウスメーカーの展示場をめぐり、そろそろどこにプラン提案を頼むか決めようと家族会議に入りました。
夫婦で「住友林業が素敵だったよね」と意見が一致し、とりあえず案内してくれた店長に電話するかぁ〜ってなりました。
住友林業にしろスウェーデンハウスにしろ、基本的に、設計士に間取りを切ってもらうには、申込金を支払わなければなりません(例外あり)。
その額なんと5万!

くっ……まぁまぁ高いな。さすが高級ハウスメーカー!
と思いつつ、5万円の申込金を払ってしまった方が、設計士に無料で間取りを切らせるよりも、気に入らなかった場合に心置きなく断れるってもんよ! と思い、「下手にケチらず払おうぜ」という結論に至りました。
ちなみに申込金の5万円には建設予定地の土地地盤調査が含まれており、これがより精度の高いプラン提案に必要だそうです。
先攻:住友林業【はじまりは無料間取り相談会】
夫との家族会議を終え、とりあえず私から住友林業の店長さんに電話をすることになりました。
が、仕事が忙しい、夫が長期出張でワンオペ育児大変、という言い訳のもと、2週間ほど電話をしそびれていたら、向こうから電話がかかってきました。
(展示場ではアンケートは基本、私が書いていたので、先方は私の連絡先しか知りません)
用件は「無料間取り相談会へのお誘い」です。
申込金の5万円を払わずとも設計士が間取りを切ってくれるとな。
渡りに船とはこのこと!
こちらから連絡しようと思っていたことを伝えたうえで、早速、無料間取り相談会に行くことにしました。
家づくりの予算【無料間取り相談会に設計士は来ない】
夫と向かった間取り相談会。
てっきり設計士が出てくるもんだと勘違いしてワクワクMAXで行ったので、営業しか来なかったことにはちょっと残念に思いつつ、我々の希望を伝えました。
(これは別に営業が悪いわけではなく、私たちが勘違いしていただけ)
予算については正直まだよくわかっていなかったのですが、今のマンションの家賃を答えたところ、ローン可能額を教えてくれました。
この時、営業さんからこんなことを言われたのを覚えています。

もし建てたい家が予算に合わなかった場合は、ファイナンシャルプランニングで資金計画が予算に合うようにアドバイスいたします!
これに対しては

いやいや我々の理想に合う家を予算内で提案してくれよ……
とツッコミを入れたくなりましたが、ついついいい顔をしたがる私、とりあえず黙っときました。
「俺たち住友林業の予算に合うように切り詰める方法もあるよ」と言われた気分になりましたが、営業N氏としては「困ったらなんでも相談してね」くらいの提案だったようです。
家づくりは大きな買い物なので、こうした感情の行き違いは非常に生じやすいと思います。
モヤったときは我慢せずにその場で聞いた方が、無駄な誤解が生じずに良い関係が築けるのではないかと思います。
我が家が伝えた家の条件【結構細かい】
で、我が家が実際に伝えた要望がこれです。
土地
・東京都内
・準防火地域
・南道路
・正方形
・建坪(1階床面積)は20坪以下
家族構成
・夫、妻に子供2人(予定)の4人家族
・夫は単身赴任中のため、基本的に妻一人で子供二人を見ながら共働き
・将来的には犬か猫を飼いたい
・親世帯との同居はなし
・来客が多く、泊まりに来ることも
リビング
・生活の中心はリビング
・リビングと続き間で和室
・和室は来客用の寝室にしたいので、押し入れと、できれば襖がほしい
・リビングに学習スペースとピアノを置く場所をつける
・平日の朝の準備(化粧、着替え)は、リビングにいる子供からあまり遠くならない場所(声や様子が分かるくらい)で行いたい
・ダイニングスペースは広めがいい(6人がけが入るように)
・掃除はロボット掃除機とロボット床拭き機にやらせるので、それらの基地をリビングにつける。
・床面はフラットにして掃除がしやすいように
キッチン
・キッチンからリビングと和室にいる子供の様子が見える
・キッチンと横続きでダイニングテーブルをつけてほしい
・できれば料理しながらテレビを見たい
・炊飯器、フードプロセッサー、ミキサー、電気ケトル、コーヒーメーカー、コーヒーミル、電子レンジ、オーブントースターが出しっぱなしにできる長めの背面カウンター
・食器棚なしで収納できるように
・パントリーもほしい
・勝手口は不要
玄関
・玄関は吹き抜けがいい
・玄関にシューズクロークとコートハンガーが欲しい
・玄関からリビングまでの同線に洗面台がほしい
・トイレは洗面台の近くに配置してほしい
洗濯洗面お風呂周り
・洗濯機と物干しが近い
・ランドリールームがほしい
・脱衣所にパジャマと下着を入れるロッカーみたいなものを家族4人分あるといい
・スロップシンクと乾太くんが欲しい
・お風呂とトイレに窓がほしい
・風呂は一階でも二階でもどちらでもいい
・トイレと洗面台は各階にほしい
・基本、部屋干ししかしないので、ベランダはなくても良い
その他
・子供部屋は将来分けるタイプの大部屋で、一部屋あたり4.5畳あればいい(もう少し広くてもいいけど)
・子供が小さいうちは家族全員で寝る。寝る部屋は将来子供部屋になるところでも、主寝室でもどちらでも可
・主寝室に小さな書斎スペースがほしい。漫画も本もたくさん持っているので、そこに収納したい
・庭については南側の半分は土を残す
・相手の片づかないクローゼットを見てお互いイライラしたくないので、ウォークインクローゼットは夫婦それぞれに1つずつ
・格子スクリーンとウッドタイルをどこかに入れる
また、これ以外にもインスタグラムで見る素敵な家を参考に、こんな感じにして! とかなり細かく詳細を指定しました。
見せてもらおうじゃないか、住友林業ご自慢の提案力とやらを!
一通り我が家の希望を営業に伝え、次回打ち合わせの予定を組んだところで、第1回目の打ち合わせが終了。
希望はだいたい伝えたので、あとはどんなプランが出るのか楽しみに待つのみ。
提案力に定評のある住友林業に間取りを切ってもらうので、めっちゃくちゃ楽しみにしていました。
実際出てきたプランはとっても素敵で、ファーストインプレッションとしては「うわぁ〜すってき〜!!」とテンション急上昇。
なんとこのときの設計図はもう捨ててしまったので、うろ覚えになってしまうのですが、間取りは思い出しながら手描きで紹介します。

なんで捨てたんだ、私のバカたれ!
気になるファーストプランと、その後の流れについては、次回↓お話しします。
